メッセージを送る 
資格取得 受験 速読法 短期合格 一発合格 
たとえば、睡眠は、これを削ると勉強の能率が落ちるので、役に立つ時間ということになる。
前述のように、私があまり禁欲的な勉強を勧めないのも、同じ理由による。勉強の入力段階において、他に気になることがあると能率が落ちるので、たまに恋人とデ−卜したり、テレビドラマをみたりすることは、必ずしも役に立たない時間ではない。
しかし、それほど興味もないのにのんべんだらりとテレビをみていたり、また、毎日のように恋人と長電話したりして、勉強に支障が出るようであれば、それは当然、無駄な時間と定義される。すると、時間には優先順位がつけられることになる。優先順位の一位になるのは、実は、生きるために必要な時間である。勉強をするために、睡眠時間や食事の時間を削ることはできな1う5い。
また生活の糧を得るための会社の勤務を辞めることはできないだろう。
しかし、これらの時間も多少は削ることはできる。
たとえば、睡眠時間の場合、ドラスティックに削るべきではないが、たとえば三十分減らしてみて、勉強の能率が落ちないかを知るということはできるだろう。
夜の睡眠時間を一時間減らして、帰宅後三十分仮眠をとったほうが調子がいいということもある。
こういうことは試してみないとわからない。
自分の体に合った形で、ベストな睡眠時間を知るというのも時間を作るテクニックなのだ。
食事の時間や勤務時間についても同様だ。
毎日だと嫌になるかもしれないが、遇のうち三、四日くらいは早く食べられる夕食を選択する。
それがそばであったり、テイクアウト寿司であったり、ハンバーガーだったりするだろうが、これで盲十分や二十分は浮く。
ここで注意したいのは栄養だ。
人間の脳に絶対に必要な栄養分は、ブドウ糖とビタミンB群である。
これを欠かさないように栄養のバランスに気をつけたい。
勤務時間については、なかなか思うようにいかないだろうが、勉強を優先するのであれば(たとえば資格試験の受験前など)、職場とかけあって残業はしないとか、自分の勉強の能率に合わせたフレックス勤務が可能なら、それを選ぶに越したことはない。優先順位の二位は、もちろん勉強時間である。
そして、次が勉強の能率維持のための時間だ。
これは休養や娯楽、あるいは自分へのご褒美の時間である。
たとえば、予定通り勉強が進第3章能率を上げる勉強術んだ週の日曜日の午後は、デートや自分の好きなもの(たとえば映画やゲーム)にあてるというご褒美を用意しておいたほうがかえって勉強の能率は上がるものだ。通勤や風呂、トイレ、ベッドに入ってから寝つくまでの時間などの使い方も大事なポイントだ。
通勤中に本を読むというのは、古典的な方法だが、きちんと集中できるのなら悪くはない。
発想を転換して通勤時間を娯楽にあてるという手もある。
みたいテレビをビデオウォークマンに録画して通勤中に楽しむなどというやり方だ。
通勤をゲームの時間にあてるという手もある。
しかし、通勤中の娯楽が勉強の能率を上げず、やはり家でもテレビをみたい、ゲームがしたいなどという場合は、むしろ通勤中に本を読んだり前日の復習をするほうが賢明だ。
旅行写真