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受験 速読法 短期合格 一発合格 記憶の方法 
トイレや風呂の時間については手際よく済ませるか、あるいはゆっくり時間をとって、本を読んだり娯楽にあてる。
これも個人差があるので、自分に合わせればよい。
ベッドに入ってから寝つくまでの時間は、今苦手としていること、面白くないと感じている勉強をすることだ。
そうすると無意識の抵抗現象が起こって眠気が誘われる。
人間は自分に入力したくない情報に出会うと眠気が生じるのだ。
眠れなかったとしても、ふだん進まない読みものが進むのだから儲けものと考えればよい。
そして優先順位の最後に来るのが、のんべんだらりとテレビをみる時間、ごろごろしている時間、いわゆる無駄な時間である。
休息になっていないのなら、こういう時間だけは減らすよ1う7うに努めたい。
ただし、よほどせっぱつまった資格試験の受験勉強などを除いて、あまり息がつまるような勉強生活は、実際は勧めない。
大人の勉強の場合は、関心や興味をもちつづけられることが条件になるからだ。
そうでないと入力もうまくいかないし、長続きもしない。
自分のライフスタイルをまず優先して、私の時間作りのアイディアはヒント程度にとどめてもらえると幸いである。
単位時間の効率を上げるもう一つの時間作りのテクニックは、単位時間あたりの効率を上げることだ。
私が受験生に対して暗記数学を提唱したのも、単位時間あたりに入力できる問題の解法バク−ンが自力で解くよりはるかに多いためである。
単位時間あたりの勉強の効率を上げるテクニックは、前章の知識を増やすテクニックを参照してほしい。
そのポイントは、興味・関心をもつこと、わからないことはなるべく早めに解説書を読んだり、人に聞いたりして理解に努めること、適度に復習をして、これまでに勉強した時間を無駄にしないこと、(特に試験勉強の場合は過去問分析などを通じて)入力情報を絞り込んで必要なことのみを勉強することなどである。
時間の優先順位付けや無駄な時間を省くより、単位時間あたりの効率を上げることのほうが実質的にはずっと時間を作ることが可能である。
1う8第3章能率を上げる勉強術2スケジュール管理術計画の単位は一週間時間の使い方に触れたところで、スケジュール管理にも少し触れておきたい。
何かしらの勉強をしている際に、どんどん予定が遅れていって、途中で嫌になるということは往々にして経験することだろう。
受験日のはっきりしている資格試験に限らず、どんな勉強においても、ある程度は期限をきって、達成日標(たとえばいついつまでにレポートを一つ作る)を決めておかないと、勉強ははかどらず、身につかないことが多い。
私は、原則的に一週間程度の小目標を設定することを勧めている。
三カ月で、あるいは半年で00をしあげるなどというロングスパンの計画は、目標が立てにくい上に、途中で予定が狂うことが多すぎるからだ。
一週間ということであれば、仕事をしている人間なら、大体のスケジュールが把握できるから、その中で、勉強に使える時間を割り出すことができる。
その上で、本を何ペ−ジ読むとか、この項目とこの項目については頭に叩き込む、あるいは資格試験1う9の問題集をどのくらい進めるという具合に、このくらいはできそうだという目安を立てておく。
勉強からしばらく離れているために、その目安が立たないという場合には、まずは実際に試してみてペースをつかむとよい。
週末は借金返済と復習にあてるここで大切なのは、土曜日、日曜日の扱いである。
勉強が趣味や娯楽になっている場合はよいが、そうでない時は、週に一回は休みをとりたい。
そこで私が勧めるのは、月曜日から金曜日までにできる勉強量を二週間の予定量としておいて、土曜日は借金返済と復習にあてるというものだ。
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