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動物は…出ません!
動物は…出ません!

タイトル  動物は…出ません!
目的地 日本・アジア > マレーシア > その他の都市
場所 ボルネオ
時期 2006 年 6 月
種類 鑑賞・観戦
コメント 「夜行性動物を見よう」ツアーに参加。午後9時に集合して、真っ暗な中を夜行性動物がやってくるのをじーっと待つ、という、「水曜どうでしょうブンブンクンバンの夜」を再現するかのようなツアー。空港に迎えに来てくれたジェシーさんが、「2時間じっと動物が来るのを待つけど、出ないこともあるし、お客さんで蚊にいっぱいさされちゃって大変だった人がいる」と聞いていてちょっと恐怖もありましたが、でもまあやっぱりものは試し、と、行ってみました。

動物を待つのは自然保護区の受付(私たちの部屋からは近かった)からほんのちょっとだけ歩いた場所。定員20人のツアーですが、集まったのは10〜12人ほど。1組を除いてあとは日本人っぽかった。その全員が、木の枠で囲われた丸い小さな広場に並べられた長椅子2つにずらりと座らされ、山側をただただじっ…と見つめます。レンジャー(と呼ばれる自然保護区職員)が懐中電灯で周りを照らしてくれます。餌を撒いてあって、それに動物がやってくるのをただひたすら期待するツアー。

結構早い段階で、ちょっと離れた木の上の方がガサガサガサガサといって、ムササビかサル系の何かがいる!と期待したのですが、姿は見えず。山側を見るのに飽きてよそ見をしていたら蛍をみつけてちょっとした幸せ探しの気分になり、逆に自分が動物だったら、囲いの向こうに10人ほどの大の大人がずらっと長椅子に座らされて目をギンギンに見張っているって考えたら超おかしい光景だよなと思ったり、最初から最後までカエルがなきっぱなしなんだけど、時々それに得体の知れない虫だか鳥だか生き物の鳴き声が加わったり、ボールペンを落とした人が居て、あれは絶対寝ちゃったんだなと思ったり、レンジャーのお兄さんが時々受付に居た別のレンジャーのお姉さんと話している様子が「全然出ねえよー、今日はダメだな」とため息をついているように聞こえたり、本来の目的とは全然違うところで楽しんでいる私でした。

結局、10時40分にアルマジロ(多分)が2匹やってきたのです。あたしは絶対、あのお姉さんが放したんだと思います。アルマジロも慣れたもんで、ちょっと離れた場所で檻から出すと、「おいおい、今日もかよ…しょーがねえなあ」と餌の場所に直行して、リンゴやらなんやらをばりばりっと食べて、その辺をウロウロして帰って行くのです。そういう雰囲気でした。

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