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シベリア上空
シベリア上空

タイトル  シベリア上空
目的地 ヨーロッパ > ロシア > その他の都市
場所 シベリア
時期 1992 年 7 月
種類 鑑賞・観戦
コメント 高度はかなり下がり、眼下は絵にも描けないような砂紋のシーツが広がっていた。
「砂漠か・・・」                             
おそらく、この砂漠はアラビア半島のどこかだろう。             
その時、直観的に、次はアラブ圏の国のどこかへの旅になるのだと感じていた。 
飛行機はやがて海にでた。
すこしづつ高度を下げ、エリニコン空港へ向かっている。  

あの時の窓の下の風景を思い出す。                     

1991年8月14日のことだった。                    
第5次中東戦争(いわゆる湾岸戦争)の終結さめやまぬ時節の旅だった。
トルコ行きはそれまで危うい橋をわたる様相だったが何とか滑りこめたのだ。                                       

そして1992年7月10日、私は一路カブランカへ向かう機内にいる。    
アフリカとアラブ、ヨーロッパ、砂漠と地中海と大西洋が交錯したかの地、モロッ
コをめざしている。                            
イベリア航空はモスクワ経由だった。                    
シベリア湿原の上空で、地平線から顔を出す太陽をみた。           
モスクワへは8時間のフライトで着いた。                  
かなり早い時間だったからか、トランジット内に人はあまりみかけない。    
飛行機が降り立つとき感じたように、空港内設備もかなり疲労しているようだっ
た。  
それに合わせるかのように人々の顔もどこか心なしか暗い表情に見受ける。   
薄暗い空港内を散策する。                         
2階のアイリッシュ・バーでは数人の旅芸人風情の男たちがウオッカの瓶をテーブ
ルに何本も置き、黙々と飲んでいた。                    
アルコールの匂いが充満していた。私のロシアにこめた唯一の印象だった。   

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