メッセージを送る 


<<      13   14   15   16  17   18   19      >>

青空のカッパドキアの老人と
青空のカッパドキアの老人と

タイトル  青空のカッパドキアの老人と
目的地 アフリカ・中東 > トルコ > カッパドキア
場所 カッパドキア
時期 1991 年 8 月
種類 景色
コメント ―― 空は青く、スコーンと抜けていて ――



 道端にはシャクナゲの花が咲きほころんでいた。
土造りの家々の壁にはキリム柄や幾何学模様の絨毯が洗濯物のように並べられている。
 夏の観光シーズンともなると、寒村はどの家も絨毯屋に様変わりする感じだ。
絨毯を織るのは、幼女からせいぜい20歳までも女性の仕事らしい。
理由は、成人ともなると指が大きくなりすぎて精密な柄を織り出せないらしい。
少し、痛々しい感覚があるが、一枚の絨毯はひとりの女性が機織り機と向かい合った歳月をもが織り込まれているのだ。
ペルシアのシングルノットで織られる精密な図柄と違い、結び目を二重に絡ませて織られるダブルノットの手法はエスニックな図柄が多く丈夫なのが特徴だ。
ヘレケなどで有名な絹の高級絨毯やトルコ最大の産地カイセリでは、ペルシアから影響された図柄なども採用されている。

<<      13   14   15   16  17   18   19      >>




コメント


トラックバック
トラックバックURL
http://www.trave-l.com/modules/tbAny/tb.php/4834