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おのころアイランド
おのころアイランド

タイトル  おのころアイランド
目的地 日本・アジア > 日本 > 兵庫県
場所 淡路島
時期 2004 年 5 月
種類 景色
コメント ここに天つ神諸(もろもろ)の命(みこと)以ちて、
伊耶那岐の命、伊耶那美の命の二柱の神に詔りたまひて、
「この漂へる国を修理(おさ)め固め成せ」と、
天の沼矛(ぬぼこ)を賜ひて、言依(ことよ)さしたまひき。
かれ二柱の神、天の浮橋に立たして、
その沼矛を指し下して画きたまひ、
塩こをろこをろに画き鳴して、
引き上げたまひし時に、その矛の末より
垂り落つる塩の累積(つも)りて成れる島は、
これ淤能碁呂島(おのころじま)なり。
その島に天(あめ)降りまして、
天の御柱を見立て八尋殿を見立てたまひき。

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イザナキ・イザナミの神が、国生みをされる場はオノコロ島。
このオノコロ島は二神が天の浮橋からさし下し、
海洋から引きあげた天の沼矛の末からしたたり落ちた、塩がつもって出来た、いわば塩の島。
「日本書紀」では、――伊弉諾の尊と伊弉冉の尊と、天の浮橋の上に立たして、共に計らひてのりたまはく、
「底下に豈国無からめや」とのりたまひて、天の瓊矛を指し下して探りたまふに、ここに滄溟(あおうなばら)を獲つ。
その矛の鋒より滴瀝る潮、凝りて一島と成るを、名づけてオノコロ島と日ふ。
二の神、ここにその島に降り居して、因りて夫婦となりて州国産生まむとす。――
とあって、潮が自ずから凝り固まったのが、オノコロ島としており、やはり神話上の島である。オノコロ島を淡路島と思っている人があるが、オノコロ島に降りて、そこで淡路島を生むのであるから、同一の島にならない。

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