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奇岩のなかのディスコ
奇岩のなかのディスコ

タイトル  奇岩のなかのディスコ
目的地 アフリカ・中東 > トルコ > カッパドキア
場所 カッパドキア
時期 1991 年 8 月
種類 景色
コメント 10時をまわったころ、ヨーロッパの団体客たちが大勢おしかけてきてにわかに店内は活気づいてきて、店員たちは私に見向きもしなくなった。
私が座っているテーブルだけ、なんか陰鬱な雰囲気だしていませんか?
店内でかかっている音楽は、さきほどまでは弦で奏でる神妙な民族音楽かと思いきや、次にはマドンナの曲と、バラエティに富んでいた。
というより、選曲がむちくちゃ、じゃないですか?
なぜか、ヨーロッパの客は老若男女、みな短パン姿だ。
そして、昼夜問わず、いつもその格好で街を闊歩する。
TPOとは彼ら彼女らが生んだ文化ではなかったのか?
ハメをはずす―というのはいずこも同じか?
そして、ヨーロッパ人はあたりかまわず輪を作り自分たちの世界を醸し出し踊る姿をよ見かける。
私は心になかで舌打ちし、楽しそうな輪にどさくさにまぎれて加わった(笑い)。
おめでたいのは、私そのものだった。
ハイパーディスコ全集がつづくと、トルコが本場の恍惚の宗教スーフィー教の音楽、つづいてヘビィメタルとなんでもありの踊り場は地元のひとたちも加わり入り乱れている。
日本人代表の私は息が続かず戦線離脱だ。
席に戻ると、さきほどまで誰もいなかった向かいのテーブルにひとがいた。
男女2組のペアは熱心に話しこんでいる。
話し込む、というのは的確性にかけ、男二人が熱心に一方的に語っている様子だ。
女の子たちはゲルマン系で、どうみても高校生くらいの年齢。
さて、男たちである。
どこをどう逆さにみてもトルコ人。
そして、どう差し引いても、おっさん、である。
ふーむ・・・・・・・・・・・。
これは、いわゆる、ひとつの、アレ、でしょうか?
ユルギュップのめでたい夜は、まだまだ終わらない―――。

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