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夜行寝台列車にて
夜行寝台列車にて

タイトル  夜行寝台列車にて
目的地 日本・アジア > 日本 > 大阪府
場所 大阪駅
時期 2004 年 9 月
種類 景色
コメント あなたから届けて欲しい ―風の握手―
at 2003 07/23

(あたらしい風―つづきの前奏―)

 4日かけてはじめての中央アルプスを楽しんできました。
「楽しい」と書いて「苦しい」と読むこともできるのですが・・・・・・。
 木曽川と天竜川に挟まれた中央アルプスは塩尻市から南南西に約100キロにわたってほぼ一列に峰を連ねております。
これまで何度か『お邪魔させていただいた』、広大な南や北アルプスとは比べ物にならないほど山が浅く、標高約600メートルの登山道から一気に2300メートルほど高度を上げねばならず、沢は滝の連続で道の急峻はハンパじゃありません・・・・。
でも♪、ここ木曽駒ケ岳は駒ヶ根高原からロープウェイで一気に2000メートルわずか7分で稼げちゃうんです♪
てなことで、「観光やん、な♪」とはずんだ声も自然と飛び出しちゃうわけです。
が・・・・・・・。
ロープウエィの終着の千畳敷カールから雨風ガスの世界、大勢の観光客と登り出しの一歩、八丁坂ではやくも音をあげる始末です。
それと・・・アタシって、・・・ホンマにとことん雨オトコなんですね・・・・泣いちゃいます。
なんとか頂上めざしましたが、風速10メートルの風にあたり、雹まで降ってきまして、不協和音のオーケストラを奏でる気分でございました。
 翌日も早朝からどうやら吹雪のようでしてすごいガスまでがたちこめてます。
山小屋で沈殿という案も出たのですが(アタシがだしましたんですけど・・)隊長は「予定どおり5時出発」という御触れ・・・・。
まずは鎖場の続く難路、宝剣岳めざし痩せた鞍部、ピークの繰り返しです。
あ、足をどこにだせばいいかもわからずも誰も代わりに歩いちゃくれません。ガスのなかで視界がほとんど利かず、キレ落ちた谷が見えないだけ幸いでした。
痩せた尾根の両側がキレ落ちたナイフエッジ状の岩場は、どこをどうすればいいのか足をだしたり引っ込めたり、鎖に手をかけたり引っ込めたり、悩みベソかき息も絶え絶え、、、シニタイぐらいでした・・・・。
このあと行程6時間の縦走路がまってるし、翌日の空木岳から一気に2000メートル今度はロープウェイ使わずカモシカ道も下らねばならない難路を前に・・・・・・。
ああ、一歩一歩、目の前を踏み出すのみです。
そうなんです。
生きた心地がしない登山をなんで始め、とり憑かれているかと申せば一言、「生きるため」なのかもしれません。
そう、「生きる」、とはただ「ある」のではなくて、なにかを「なす」のだとアタシは体感したいのかもしれません――――。


で。。。


こんどは北アルプス
燕岳から銀座アルプスコース

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