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黄昏どきのみなとみらい
黄昏どきのみなとみらい

タイトル  黄昏どきのみなとみらい
目的地 日本・アジア > 日本 > 神奈川県
場所 横浜
時期 2004 年 2 月
種類 景色
コメント 大者帖学望鐘王  小者読字声狼浪
朔風吹衣白日黄  一隻素壁委道傍
雁児雁児秋無梁  随母北去誰人将
嗚呼三歌逢歌癒傷  非為児女哭淋浪

 丸訓  送至皆々

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凛は上海生まれの横浜育ち、その間のことはとんと知らぬ。
まだ慣れない日本語なのか、あまり詞の送受信もままならぬまま、今日に至った。
お互い騎虎には存ぜぬ間柄、せめて花火のような小宇宙を醸し出して紡いでいこう。凛の宇宙を垣間見よう。
夜の慟哭もせめぎ合いも、すべて凛のものだ―――。
駅から降り立つと、すぐにみつかった。
「スパイらしい格好だけど、すぐにわかったで(爆笑)」
「まる殿、どこか所望のところはございまするか?」
「え、あ、う〜〜んと凛よ、赤レンガ倉庫なんてど〜よ」
「あ、いいとこですよぉ〜〜。だいぶ歩きますけどね」
―あのね、、、もう充分歩いてきた今回、もう歩くのはイヤじゃ、足がほら、すでに捻挫気味・・・―
「歩くの?凛は色々指令の遂行で大儀であろうから、別のどこかへ」
「じゃあ、みなとみらい線に乗って、中華街でも?」
「うぃうぃ、そうしましょ」
「このビルから先に駅がありますです」
え?やっぱ歩くんじゃん、、、
「うあわっちゃ〜〜〜ロードオブザリングみたいなでっっけぇ〜〜ビルだことぉぉ〜〜」
「あ、昇ります?」
「そしよっか。階段じゃないよね?」あたりまえか・・・・・・
「あれ?凛よ、、、看板に『本日は視界不良』だって」
「それも視界のうち、ですよ」
うまいこというね、、、、、、、このクノイチさんは、、、。
あっという間の69階。
ちょうど日没前で、横浜のまちは靄に包まれていた。
フジヤマはまた見逃してしまった。
世界で指折り数えて28番目くらいにフジヤマをこよなく愛するオトコなのに、とんと縁がない・・・。東海道新幹線で50回以上往復してるのに、『フジヤマ見えない』レコード更新中、、、、、。

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